教えて、幹弥先生!

動画で解説 美容整形で注射したヒアルロン酸はレントゲンに写りますか?鼻、顎、バストなど

美容整形で鼻、顎、バストなどに注射したヒアルロン酸はレントゲン、CT、MRIに写りますか?ブログ読者様からの質問に高須幹弥がお答えします。

公開日:2018・06・17出演:高須幹弥医師

ヒアルロン酸はレントゲンやCT、MRIに写りますか?

ブログ読者様からのご質問にお答えします。
鼻や顎に注入したヒアルロン酸が、レントゲン、CT、MRIなどの画像検査で写るかどうかというご質問ですね。
結論から言うと、検査の種類や注入量によって見え方は異なりますが、基本的には写る可能性があります。

レントゲン(X線)の場合

レントゲンはX線を使って体の中を撮影する検査です。ヒアルロン酸は、ほぼ液体に近い透明なジェル状の物質であるため、X線をあまり吸収しません。そのため、正面から撮影する一般的なレントゲン写真では、ほとんど写らないことがほとんどです。
しかし、これは「全く写らない」わけではありません。少しはX線を吸収するので、うっすらと白っぽく写る可能性はあります。特に、鼻や顎に大量のヒアルロン酸を注入している場合、横から撮影するレントゲンでは、本来よりも軟部組織が盛り上がっている様子が写り、注入の事実が明らかになることがあります。

CT・MRIの場合

CTやMRIは、体を輪切りにした断面を詳細に撮影する検査です。この場合、注入したヒアルロン酸ははっきりと写ります。
CTやMRIでは、骨の上にジェル状の物質が明らかに存在していることが確認できます。そのため、顔面や特定の部位の精密検査を行う際は、ヒアルロン酸が写りこむことは避けられません。

マンモグラフィー・超音波(エコー)の場合

乳房の検査であるマンモグラフィーや超音波(エコー)でも、ヒアルロン酸は写ります。
マンモグラフィーでは、ヒアルロン酸は脂肪や乳腺とは異なる写り方をします。脂肪や乳腺が白っぽく写るのに対し、ヒアルロン酸は水に近い性質のため、少し黒っぽく写ります。超音波検査でもヒアルロン酸は確認できます。

正直に申告することが重要

美容施術を受けたことを医療機関に伝えるべきかどうか、心配される方は多いです。しかし、レントゲンやCT、MRIなどの画像検査ではヒアルロン酸が写る可能性があるため、正直に申告することが非常に重要です。
申告しないことで、医師が写っているものを腫瘍や病気と勘違いし、余計な精密検査や治療が必要になる可能性があります。これは、患者さん自身の身体的・精神的な負担につながります。
検査を受ける前に美容施術の経験を正直に伝えることで、医師は写っているものが何であるかを正しく判断でき、スムーズな診断につながります。医師との信頼関係を築くためにも、勇気を出して申告することをおすすめします。

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