
Dr.高須幹弥の
美容整形講座
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美容整形について
ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸の種類だけでなく、注入の仕方によっても、持続期間が異なります
ヒアルロン酸注射は、注入するヒアルロン酸の種類によって、持続期間、持続効果が異なります。一般的に、質の良いヒアルロン酸のほうが持続期間が長く、質の悪いヒアルロン酸は持続期間が短いことが多いです。
また、ヒアルロン酸の量をかさ増しするために、水や麻酔液でヒアルロン酸を薄めて使用するクリニックもあり、その場合は、当然持続期間が短くなります。高須クリニックでは、持続期間が長い高密度のヒアルロン酸を使用しており、もちろん、水や麻酔液で薄めて、量をかさ増しするようなことはしておりません。
また、ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸の種類だけではなく、注入の仕方によっても、持続期間、持続効果が異なります。
一般的に、
①一ヶ所にまとめて注入すると持続期間が長くなる
②皮膚の浅いところに注入すると持続期間が長くなる
③同じ部位に繰り返し注入すると持続期間が長くなる
といったことによって、持続期間、持続効果が左右されます。
以下にそれぞれについて、詳しく説明させていただきます。
①一ヶ所にまとめて注入すると持続期間が長くなる
少ない量を細かく分散して注入するより、たくさんの量を一ヶ所にまとめて注入するほうが、持続期間が長くなります。一ヶ所にまとめて大量のヒアルロン酸を注入すると、ヒアルロン酸の容積に対する周りの組織の接触面積が少なくなるため、吸収されてなくなるのが遅くなります。
例に例えると、小さな氷と大きな氷の塊を外に置いておくと、小さな氷はすぐに溶けてなくなるのに、大きな氷の塊はなかなか溶けてなくならないのと同じです。実際に、鼻や顎、法令線などのシワ、豊胸目的でバストにヒアルロン酸を注入した場合、少量注入したときより、たくさん注入したときのほうが、なくなるまでの期間が長いです。
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持続時間が長い | 持続時間が短い |
②皮膚の浅いところに注入すると持続期間が長くなる
一般的に、皮膚の深いところや筋肉の中に注入したときより、皮膚の浅いところに注入したときのほうが、持続期間が長いです。皮膚の浅い層の組織は、ヒアルロン酸の吸収がゆっくりだからです。実際に、額、眉間、目尻、目の下、法令線、口角のマリオネットラインなどのシワに注入する場合、深い部位に注入するより、浅い部位に注入ほうが持続効果があります。
また、涙袋に注入する場合は、下まぶたの薄い皮膚の浅い部位に注入するので、非常に持続期間が長いです。
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持続時間が長い | 持続時間が短い |
③同じ部位に繰り返し注入すると持続期間が長くなる
同じ部位に繰り返しヒアルロン酸を注入すると、同じ部位に長期間ヒアルロン酸が存在することになるため、時間をかけて、ヒアルロン酸の周りにコラーゲン繊維の被膜が形成され、吸収されにくくなっていきます。実際に、鼻、顎、涙袋、法令線などのシワや、豊胸目的でバストに、ヒアルロン酸を繰り返し注入している人は、注入する度に持続期間が長くなっています。
部位 | 効果期間 |
---|---|
法令線などのシワ、頬、こめかみ、上まぶたの窪み、唇など | 2~3年 |
鼻や顎(通常のヒアルロン酸) | 2年くらい |
鼻や顎(長期持続型のヒアルロン酸) | 6年くらい |
豊胸目的でバストに注入した場合 | 3年くらい |
涙袋に注入した場合 | 2~3年 |
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