
教えて、幹弥先生!
整形手術のカウンセリングで、優柔不断な私の背中を押してほしかったのに残念でした 高須クリニック高須幹弥が動画で解説
整形手術のカウンセリングで、優柔不断な私の背中を押してほしかったのに残念でした。患者様からのご意見に高須幹弥がお答えします。
20代女性ブログ読者様より、以下のご質問をいただきました。
「目と鼻の整形を考えており、先日幹弥先生のカウンセリングを受けました。希望を伝えたところ、全切開二重、目頭切開、鼻プロテーゼ、耳介軟骨移植、小鼻縮小などの手術を提案され、シミュレーションやリスクの説明なども丁寧にしてくださり、とても納得することができました。ただ、私は元々優柔不断な性格で、なかなか手術をする決心がつきません。先生はお金儲けに走らず無理な手術は勧めない方だとよく分かりましたが、『今より絶対綺麗になりますよ』と私の背中を押してはくれませんでした。私のような人間には背中を押してあげることも必要だと思うので、少し残念でした」
目次
今日は、この「美容整形のカウンセリングで、なぜ僕が患者さんの背中を強く押さないのか」について、僕なりの考えを詳しくお話ししますね。

カウンセリングにおける僕の基本的なスタンス
今回の質問者さんのように、「もっとガンガン背中を押してほしかった」「絶対可愛くなるからやりましょう!と言ってほしかった」と言われることは、実は時々あるんですね。
でも、僕の基本的なスタンスとしては、無理に背中を押すことは絶対にしません。
患者さんから「可愛くなるにはどうしたらいいですか?」と聞かれれば、もちろんプロの目線から色々な手術を提案します。「この手術をすればこういう仕上がりになってバランスが良くなりますよ」「でも、こういうリスクもありますよ」「こういうデザインでやってしまうと、かえって不自然になるのでおすすめしませんよ」といったように、できること・できないこと、そしてリスクのすべてを包み隠さずお話しします。
質問者さんの疑問にも、すべて正確にお答えしたと思います。でも、最終的にその手術を「やる」か「やらない」かを決断するのは、あくまで患者さんご自身であってほしいんです。本来、医療とはそうあるべきだと僕は思ってやっています。
ですので、僕の説明に納得して「じゃあやります」と決心される方もいれば、一部には「自分の希望通りに100%ならないのならやめておきます」と、何もせずに帰られる方もいらっしゃいます。でも、それで全然構わないんですよ。
美容整形は「お買い物」や「美容院」とは違う
今回の方は、「先生に背中を押してほしかった」と感じてしまったわけですが、おそらく、アパレルショップでお洋服を買う時のような感覚を少し持たれていたのかもしれません。
お洋服を買いに行くと、店員さんが「これ、すごくお似合いですよ!」「可愛いですよ、絶対良いと思いますよ!」って、どんどん背中を押してくれますよね。その感覚で僕のカウンセリングに来ると、「あれ? この先生、全然勧めてこないな」と物足りなく感じてしまうのは分かります。
でも、美容整形というのは、美容室で髪を切ったり、ブランド物の服を買ったりするのとは完全に一線を画するものなんです。
服なら、もし買ってから「やっぱり似合わなかったな」と思えば、誰かにあげたりすればいいですよね。お金はもったいないですが、取り返しのつかない後遺症が残ることはありません。
しかし、美容整形は違います。ハイリスク・ハイリターンな医療なんです。
例えば、切開の二重手術を一つとってみても、それは一生ものの二重を作るということです。一度切ってしまえば、完全に元の状態に戻すことはできません。「希望通りのデザインでやってもらったけど、やっぱり自分の顔には似合わなかった」と後で気づいても遅いわけです。
だからこそ、絶対に後悔しないデザインで、自分自身で納得して手術に臨まなければならない。どんどん積極的に勧めるようなことは、僕にはできないんです。

他のクリニックの対応と、命に関わる医療との違い
もちろん、医者やクリニックによっては、どんどん背中を押すところもあります。
よそのクリニックに行けば、売上やお金儲けの目的で、医師だけでなく「美容クラーク」と呼ばれる勧める専門のカウンセラーさんが、「絶対にやったほうがいいですよ!」とガンガン勧めてくることも珍しくありません。やればやっただけクリニックの売上が上がるわけですからね。
でもそれって、本当に患者さんの幸せのために勧めているのでしょうか?
実際、よその美容外科でガンガン勧められるがままに手術をして、「必要のない手術までされてしまった」「良くなると言われたのに全然良くなっていない」と痛い目に遭い、それから僕のところに相談に来る方もたくさんいらっしゃいます。
そういった方々は逆に、「幹弥先生は丁寧にリスクも説明してくれて、無理に勧めないからすごく安心できます」と僕のスタンスを高く評価してくださいます。これは本当にケースバイケースで、背中を押してほしい人もいれば、僕のようなやり方がいいと言ってくれる人もいるわけです。
ただ、一つ言えるのは、美容整形は「やらないと死んでしまう病気」ではないということです。
たとえば、心臓のバイパス手術や初期の喉頭がんなどであれば、命に関わることですから、医者としても「1年以内に命を落とすかもしれないから、絶対に手術したほうがいいです」「放射線治療をすれば完治できるからやりましょう」と積極的に強く勧めますよね。
しかし、美容整形にはそういった強引に勧める理由が何もありません。だからこそ、他の病気の治療とは全く違うものとして考える必要があります。
「自分で決める」ことが絶対に必要なたった一つの理由
僕がなぜここまで「自分で決断すること」にこだわるのか。それは、他人に背中を押されて手術をすると、後で少しでも何かあった時に必ず後悔するからです。
例えば、比較的簡単な「埋没法(切らない二重手術)」でさえ、こういうケースがあります。
カウンセリングでしっかり話し合って、ご希望通りの綺麗な二重を作ることができた。術後の経過も順調で、何も問題はない。それなのに、1週間後くらいに突然「やっぱり糸を取って、元の目に戻してください」と来院される方がいらっしゃるんです。
「すごく綺麗にできているし、腫れが引けばもっと自然になりますよ。取る必要ないですよ」と説得しても、「嫌です、もう取ってください」と言われます。
よくよくお話を聞いてみると、手術自体はうまくいって僕にも感謝しているけれど、「美容整形をしてしまったという罪悪感を感じて、自分が許せないから」とか、あるいは「家族に『前の顔のほうが良かったのに』『やる必要なかったのに』と心無い一言を言われた」といった理由なんですね。
周りのほとんどの人が「良いじゃん!」と言ってくれても、たった1人か2人の否定的な言葉が気になって、精神的に耐えられなくなってしまうんです。
元に戻せる埋没法ですらこういうことが起きるのですから、切開の二重や、鼻のプロテーゼ、豊胸手術といった大掛かりな手術であればなおさらです。
もし僕が無理やり背中を押して手術をして、あとで少しでもご本人の気が変わったり家族に反対されたりしたら、一生消えない後悔が残る可能性がありますよね。
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Before
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After(1ヶ月後)
二重まぶた・連続埋没法
二重まぶた・連続埋没法
| 片目 | ¥121,000(税込) |
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| 両目 | ¥220,000(税込) |
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋】
優柔不断で決断できない方へお伝えしたいこと
だからこそ、厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、自分で決断することができないのであれば、最初から手術はやらない方がいいと僕は思っています。
20歳を超えた立派な大人であれば、いろんなことを何でも自分で決断して実行していくはずです。
僕から一通りの手術の説明を受け、リスクもしっかり理解した。やりたい気持ちはあるけれど、それでも決心がつかない。そんな「優柔不断な状態」のまま、無理に医者に背中を押されて手術をするのは、何らかの後悔が残る可能性が高いんです。
僕にお任せいただけるのであれば、どんな細かい質問にもすべて丁寧にお答えしますし、ご希望に添えるよう全力で手術をします。でも、最後の最後、その手術を受けるという決断だけは、絶対に患者さんご自身で、深く考えて納得した上でしていただきたいのです。
どうか、後悔のないようにご自身で頑張って決めてほしいと思います。僕のスタンスについて、ご理解いただければ嬉しいです。
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