北川景子さんの二重は広いほうですか？狭いほうですか？目を開けた状態で何mm以上が広くて何mm以下が狭いんですか？　高須クリニック高須幹弥が動画で解説

21歳女性のブログ読者様より、「北川景子さんのような二重に憧れており、切開法で手術を検討しています。北川さんの二重幅は広い方でしょうか？目を開けたとき、何ミリから広い・狭いとされるのでしょうか？」というご質問をいただきました。

まず結論から申し上げると、「二重の幅が広いか狭いか」という質問は、非常に主観的かつ曖昧なもので、一言でお答えすることができません。
なぜなら、「広い」「狭い」と感じる基準が人によって異なるためです。客観的な基準がない状態で、単純に広い・狭いと判断することはできません。

日本人の約7割は一重まぶたです。残りの3割が二重で、その中にも奥二重や狭い二重の人が含まれます。いわゆる“幅広の二重”を持つ人はごく少数です。
街中やメディアで見かける多くの「二重」は、実際にはアイプチ・アイテープ、もしくは美容整形（埋没法・切開法）によるものです。これにより、幅広の二重が一般的に見えるだけです。

では、どれくらいの幅が「広い」「狭い」の基準になるのでしょうか。

• 天然の二重を基準にする場合：目を開けたとき、1ミリ程度の幅が平均的。
• 整形デザインの平均を基準にする場合：より幅広（2〜4ミリ程度）を希望する人が多くなっています。

つまり、どの「母集団」を基準にするかで、判断が変わってくるのです。

理想の二重幅は、本人の好みによって大きく異なります。たとえば：

• 新垣結衣さんのようなナチュラルな狭めの二重を好む人
• 「小悪魔アゲハ」のモデルさんのようなギャルメイク向けの4ミリ前後の幅広な二重を好む人

このため、手術の際には「自分が何を理想としているのか」「それが自分に本当に似合うのか」を明確にすることが重要です。

美容外科医としては、「どんな二重が似合うか」や「どこまで幅を取ると不自然になるか」を判断できます。

• 似合う自然な二重 → 黒目が最も大きく見える位置で決める（多くの場合、幅は1ミリ程度）
• 化粧映えする幅広い二重 → しっかりアイラインやつけまつ毛を映えさせる「キャンバス」として

ただし、幅広の平行型を希望しても、まぶたが厚い方は無理に作ると目の開きが悪くなり、かえって不自然になることもあります。

【埋没法で自然で似合っている末広型二重を作った症例写真】

近年、幅広い平行型の二重を希望する方が多くなっていますが、注意が必要です。

• まぶたが厚い方は、逆に腫れぼったく見える可能性あり
• 傷跡が伏し目のときに目立ちやすい
• 元々顔立ちが整っている人は幅広にする必要はないことも多い

無理に幅を広げると、「すっぴん時の違和感」が生まれやすいため、慎重な判断が必要です。

二重の幅は非常に個人差があり、「広い・狭い」の判断は主観に大きく左右されます。
したがって、

• 自分がどうなりたいのかを明確にすること
• 美容外科医と十分なカウンセリングを重ねること
• 迷う場合は「自分に似合う自然な二重」を医師に任せるのも一案

以上を踏まえたうえで、理想と現実のバランスを取ることが、美容整形において最も重要です。