教えて、幹弥先生!

ハーフ顔がコンプレックスです。美容整形で日本人顔にすることはできますか? 高須クリニック高須幹弥が動画で解説

ハーフ顔がコンプレックスです。両親は日本人なのですが、家系的にハーフっぽい顔なのか、よく他人からハーフだと思われて嫌な思いをしています。美容整形で、ハーフ顔から日本人顔にすることはできますか?20代女性ブログ読者様からの質問に高須幹弥がお答えします。

公開日:2016・07・07出演:高須幹弥医師

ブログ読者様より、以下のご質問をいただきました。

「私は20代の女性です。両親はともに純粋な日本人なのですが、家系的にハーフっぽい顔立ちをしていて、それが昔からの悩みです。よく初対面の人からハーフだと思われたり、『ハーフですか?』と聞かれたりして、とても嫌な思いをしています。このコンプレックスであるハーフ顔から、一般的な日本人の顔に美容整形することはできるのでしょうか?よろしくお願いいたします。」

今日は、この「ハーフ顔に悩む方が、日本人顔へ整形することの是非とコンプレックスとの向き合い方」について、僕なりの考えを詳しくお話ししますね。

ハーフ顔から日本人顔に整形することは可能なのか?

今回のご相談ですが、実は時々、同じようなお悩みを持ってカウンセリングに来られる患者さんがいらっしゃいます。いわゆる「ハーフコンプレックス」というものですね。

ご両親のどちらかが外国の方で本当にハーフの方もいらっしゃれば、今回のご質問者さんのように、ご両親は日本人だけれど彫りが深くてハーフっぽく見える方もいらっしゃいます。そういった方々が、ハーフと間違えられるのが嫌で「典型的な日本人っぽい顔に整形したい」とご希望されることは、決して珍しいことではありません。

では、実際にハーフ顔を日本人顔に近づける手術があるのかどうかについてお話ししますね。結論から言うと、いくつかのアプローチは可能です。

例えば、鼻ですね。西洋人やハーフの方のように、鼻が大きくて鷲鼻(わしばな)になっている場合。これを日本人らしく少し控えめにするために、ハンプ(鼻筋の出っ張り)を切除したり、骨切りをして鼻幅を寄せたりして、スッとした小ぶりな鼻にするという手術があります。

また、輪郭のアプローチもあります。西洋人の顔立ちは骨格がシャープで、頬やエラ周りにあまりお肉がついていないことが多いんですよね。一方で、日本人はもう少し頬骨やエラに丸みがあり、どちらかというと丸顔に近い傾向があります。ですので、頬などにヒアルロン酸を注入して少しふっくらさせ、日本人のような丸みのある輪郭に近づけるということもやります。

さらに、目元の印象も大きいです。ハーフ顔の方は蒙古襞(もうこひだ)がないことが多く、目頭側のピンク色の粘膜(涙丘)が丸見えになっていることがあります。これが西洋人特有のパッチリとした目の原因の一つなんですが、ここにあえて「蒙古襞形成」を行って、日本人らしい目頭の形を作ることも時々あるんです。

  • Before

  • After(6ヶ月後)

蒙古ひだ形成・目頭切開後の修正

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片目¥148,500(税込)
両目¥275,000(税込)
高須幹弥医師の場合 片目¥192,500(税込)
高須幹弥医師の場合 両目¥385,000(税込)

【全院】

なぜ「ハーフ顔」がコンプレックスになってしまうのか

ただ、ここで少し立ち止まって考えてみてほしいんです。そういった手術をして、その人が「もっと美人になる」のであれば、僕はやればいいと思うんです。でも、今回のご質問者さんは「ハーフ顔が嫌だから、とにかく日本人の顔になりたい」というのが一番の目的なんですよね。

日本というのは、ほぼ単一民族国家に近い環境です。大和民族が大部分を占めているので、典型的な日本人の顔立ちをしている人がマジョリティ(多数派)になります。そんな中で、たまにハーフやハーフっぽい顔立ちの人がいると、どうしても周りから浮いてしまって、疎外感を感じてしまうという現実があるんだと思います。

幼少期の経験も大きいかもしれません。小学校などで、周りの子たちと顔立ちが違うことで「外人!外人!」とからかわれたり、中にはそれがいじめに発展してしまったりすることもありますよね。そういった辛い経験があると、「自分がハーフっぽい顔なのがいけないんだ」「みんなと同じ普通になりたい」という思いが強くなり、日本人顔に憧れるようになるのだと思います。

それに、大人になってからも、初対面の人に会うたびに「あ、ハーフなの?」と聞かれるのが、正直すごく鬱陶しくなっているんじゃないでしょうか。毎回毎回、「いえ、日本人です」と訂正しなければならず、「またこの質問か……」とうんざりしてしまう。だからこそ、「日本人の顔になれば、もうこんな風に聞かれることも、嫌な思いをすることもなくなるだろう」と思ってしまうんですよね。そのお気持ちは、すごくよく分かります。

違う人種の顔に近づける美容整形に潜む「違和感」のリスク

でも、僕から医者としてはっきりお伝えしておきたいのは、「ハーフ顔の人が、全くの日本人顔になることは、ほぼ不可能である」ということです。

先ほど挙げたような、鼻を小さくしたり、ヒアルロン酸を入れたりする手術を行えば、確かに少しは日本人の顔に「近づく」ことはできます。エラや頬骨にプロテーゼを入れて、意図的に平坦な輪郭を作ることも技術的には可能です。しかし、それをやったとしても、どことなく違和感のある不自然な顔になりがちなんですね。

なぜかというと、人種や民族によって、顔の「土台」が全く違うからです。白人やハーフの方は、皮膚が薄く、骨格の凹凸がしっかりしています。その土台の上に成り立っている顔を、無理やり平坦な日本人の骨格に合わせようとしても、どうしても無理が生じてしまいます。

これは逆のパターンでも全く同じことが言えます。典型的な日本人の顔の女の子が「どうしてもハーフになりたい!」と言って、おでこに骨セメントを入れて眉間を高くし、アゴを出して、目頭を思い切り切開して……と、無理やり西洋人の顔に近づけようとすることがあります。でも、日本人の土台のままそれをやると、綺麗なハーフ顔になるどころか、骨格がゴツゴツして男っぽい顔、いわゆる「ニューハーフのような顔」になってしまうことがよくあるんです。

微妙に違う土台を無視して、無理に違う人種の顔になろうとすると、必ずどこかに歪みや違和感が出ます。だから僕は、美容外科医として、違う民族や人種の顔になろうとする美容整形は、基本的にお勧めしていません。

視点を変えれば「ハーフ顔」は最強の武器になる

どうしても人間というのは「ないものねだり」をしてしまう生き物です。胸が小さい人は巨乳に憧れ、胸が大きい人はそれがコンプレックスになって貧乳に憧れるのと同じですね。質問者さんは、自分が人間関係などでなんとなく上手くいかない理由を、「このハーフっぽい顔のせいだ」と思い込んでしまっているのかもしれません。

でもね、少し視点を変えてみてください。世の中には、典型的な日本人ののっぺりした顔がコンプレックスで、「ハーフっぽくなりたい」と僕のところにやってくる女の子が圧倒的に多いんですよ。

そういった子たちは、ハーフのタレントさんやモデルさんに強く憧れています。そして、幅広の平行型二重を作ったり、目頭切開をきつめに入れたり、鼻を極端に高くしたり、額にプロテーゼや骨セメントを入れたりと、何百万円という大金をかけて、何度も痛い思いをして、なんとかしてハーフ顔に近づこうと必死に頑張っているんです。それでも、さっきお話ししたように、どうしても不自然さが出てしまって、思い通りに可愛くなれないことも少なくありません。

それに比べて、質問者さんはどうでしょうか。生まれつき、何百万円もかけても手に入らないような「自然なハーフ顔」を持っているんです。これって、美容整形的に見れば「めちゃくちゃ得をしている状態」なんですよ。

白人とのハーフのような、色が白くて、目鼻立ちがくっきりしていて、目が大きい顔立ちというのは、多くの女性が心から憧れる顔です。実際、テレビや雑誌で活躍している人気モデルやタレントさんには、ハーフの方やハーフ顔の方がたくさんいますよね。それは、ハーフ顔が明確な「メリット」であり「魅力」だからです。

僕からのアドバイス:今の個性を活かして「より可愛いハーフ顔」を目指そう

僕からのアドバイスとしては、「もう日本人の顔になろうと無理をするのはやめて、自分がハーフ顔であることをポジティブに受け入れてほしい」ということです。

初対面の人に「ハーフなの?」と聞かれるのが鬱陶しい気持ちもわかりますが、日本にいる限り、それはもうある程度「しょうがないこと」だと割り切ってしまいましょう。もしアメリカやヨーロッパなど、色々な人種が混ざり合っている国に行けば、そんなことは誰にも聞かれないし、疎外感なんて全く感じませんよ。

だから、もし日本でまた「ハーフなの?」と聞かれたら、うんざりするのではなく、ちょっとしたギャグで返してみるくらいの心の余裕を持てるといいですね。「イエス!実はお父さんがアメリカ人で、お母さんがフィリピン人なの!」って適当な冗談を言って、相手に「いや、絶対日本人だろ!」ってツッコんでもらうとかね。それくらいプラスに、明るく変換してコミュニケーションを楽しんでしまえばいいんです。

もし質問者さんが、どうしても自分をより良くするために美容整形をしたいというのであれば、日本人顔にするためではなく、「今のハーフっぽい要素を活かして、より可愛いハーフ顔になるため」の施術を受けることをお勧めします。その民族、その土台の中で、一番魅力的な顔を目指すのが、最も自然で美しく仕上がるからです。

生まれつき大きな病気を抱えて生まれてきたわけでもないし、健康な体があるんですから、顔立ちのことくらいでそんなに深く悩まないでください。できないことはできないと割り切って、気持ちを切り替えることが大切です。

あなたのその顔立ちは、多くの人が羨む素晴らしい「武器」です。コンプレックスだと塞ぎ込むのではなく、「私はこれで得をしているんだ!」とプラス思考で生きていってくださいね。応援しています。

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