
教えて、幹弥先生!
整形依存症と身体醜形恐怖症について解説 整形依存症と身体醜形恐怖症は同じなのか?違うのか?
整形依存症と身体醜形恐怖症は同じなのか?違うのか?整形依存症の人が来たら、手術を勧めるのか?断るのか?整形依存症になる原因は?芸能人は整形依存症が多いのか?整形依存症と身体醜形恐怖症について、高須幹弥がお答えします。
28歳の女性の方から、このようなご相談をいただきました。
「二重瞼切開法(4回)、眼瞼下垂手術、目頭切開(修正含め5回)、目尻切開、垂れ目形成、鼻プロテーゼ(3回やり直し)、鼻中隔延長、鼻尖縮小、小鼻縮小、頬骨内側骨切り、エラ削り、スレッドリフト、豊胸、脂肪吸引など、数えきれないほどの手術を受けてきました。これほど繰り返してしまう自分は、やはり整形依存症なのでしょうか? 先生の意見を聞かせてください。」
目次
今日は28歳の女性の方から、「これだけの整形を繰り返している自分は整形依存症なのか」という、非常に深刻で、かつ重要なご相談をいただいていますので、これについてお話ししますね。
整形依存症に「回数の基準」はない
二重切開 4 回、目頭切開 5 回、鼻プロテーゼ 3 回……。これだけの回数と種類、すごい数をこなしていますよね。相当な時間とお金を美容整形に費やされていることになります。
まず、「何回以上手術をしたら整形依存症」という明確な医学的な定義や基準はありません。これはアルコール依存症やギャンブル依存症と同じです。「月にいくら使ったら依存症」という基準がないのと一緒です。実際にお顔を診察してみないと断言はできませんが、これだけの修正回数を聞く限り、僕は貴女がかなり強い整形依存症の状態にある可能性が高いと思います。

「整形依存」の背景にある「醜形恐怖症」という状態
なぜ整形を繰り返してしまうのか。その背景には、精神医学的に言う「醜形恐怖症(身体醜形障害)」という状態が深く関わっていることがほとんどです。
- 醜形恐怖症:自分の顔や体の一部を、客観的な事実以上に「醜い」「歪んでいる」と思い込み、その不安から逃れられなくなる心の症状です。
- 整形依存症:その心の苦しみを、手術という「具体的な行動」で解消しようとして、何度も繰り返してしまう状態を指します。
つまり、整形依存症の方というのは、ほぼ全員がこの醜形恐怖症を抱えていると言っても過言ではありません。「心の問題」を「形」で解決しようとするサイクルに入ってしまっているんですね。
終わりのない修正地獄:行ったり来たりする心理
一つのパーツに執着して、何度も手術を繰り返すのが依存症の特徴です。
僕の患者さんでもいるんですが、目頭切開をして一旦バランスが良くなったのに、数ヶ月後に「やっぱりキツイから戻したい」と言って修正する。でもまた数ヶ月経つと「やっぱり目を大きくしたいからまた切りたい」って戻ってくる。行ったり来たりを繰り返す人がいるんだよね。
二重の幅もそう。「もっと広げて」って言って広げて、見慣れると物足りなくなってまた「もっと広げて」って。あとは、人間関係や仕事の失敗を全部「自分の顔が悪いせいだ」と決めつけて、現実逃避として整形に走っちゃうケースも多いです。

感覚の麻痺:「不自然なパンパン」が見慣れてしまう恐怖
特にヒアルロン酸注射なんかでよくあるんだけど、整形を繰り返すと感覚が麻痺してくるんですよ。
涙袋とか鼻とか唇にヒアルロン酸を入れて、客観的に見たら不自然なほどパンパンになっていても、毎日鏡で見ている本人は「自然」だと思っちゃう。むしろ「減ったからもっと足してくれ」って言うんだよね。
鼻が眉間から鼻先まで同じ高さのアバターみたいになってたり、唇がパンパンでも、本人は気づかない。周りの人はみんな「不自然だ」と思ってるんだけど、本人だけが気づいてない。この感覚の麻痺が起きていることを、医者は教えてあげなきゃいけないんです。
僕が「ドクターストップ」をかける理由
僕が一番大事だと思っているのは、金儲け主義じゃない、ちゃんとした医者にかかることです。
残念ながら、美容外科医の中には、依存症だとわかっていても、可愛くならないとわかっていても、お金のために手術しちゃう医者がいるんだよね。そういう医者にかかると、クリニックを転々としながらどんどん顔がおかしくなってしまう。
だから、僕のところに依存症の人が来て、「これ以上やっても変わらないし、傷が増えるだけだ」と判断したら、僕ははっきりドクターストップをかけます。「もう手術する必要ないよ」って言います。
マイケル・ジャクソンもそうだったけど、幼少期のトラウマで鼻の整形を繰り返して変形しちゃったでしょ?あれも担当医が途中で「もうこれ以上やっちゃだめだ」って断らなきゃいけなかった案件なんですよ。

質問者さんへ:一度僕に見せてください
質問者さんは、これだけの回数を重ねているので、かなり執着が強い状態だと思います。
どうしても自分が依存症かどうか知りたかったら、一度僕のカウンセリングを受けてください。僕が診察して、「あなたは重症の依存症です」とか「入り口にいますよ」って、はっきり白黒つけますから。
その上で、あなたの顔で「まだここを直せばもっと可愛くなる」という欠点があれば、それは提案します。でも、もうやり尽くしているなら「必要ない」と言うし、もし何かしたいなら手術じゃなくてアンチエイジング(若返り治療)を勧めることもあります。
僕の診断を信じて、無茶な手術をしてこれ以上傷を増やさないこと。これが今のあなたにとって一番大事なことだと思います。お待ちしています。
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