
教えて、幹弥先生!
二重まぶた切開法で手術中に力を入れると腫れる?仕上がりに影響する?
二重まぶたの切開法で手術中に力を入れると腫れますか?仕上がりに影響しますか?患者様からの質問に高須幹弥がお答えします。
目次
ご相談内容:埋没法での失敗と切開法への不安
20代女性の方からのご質問です。
以前、他院で埋没法の二重整形を受けた際、緊張から目に力が入りすぎ、術後に強い腫れが出てしまったとのことです。さらに腫れが引いたあとに二重の幅や形に左右差があり、医師から「力を入れていたせいで手術がやりづらかった」と指摘を受けました。
今回、切開法での再手術を検討しており、同じようなトラブルを避けるために、「手術中に力が入ることで仕上がりに影響するのか」「どうすれば力を抜けるのか」といったご質問をいただきました。
手術中の「力み」はなぜ良くないのか
まず前提として、手術中は力を入れない方が明らかに良いというのは間違いありません。筋肉に力が入っていると、以下のような悪影響があります:
- 術中の操作がしづらくなる(皮膚がしわ寄せされたり、震えたりする)
- 腫れが強く出やすく、長引く傾向がある
- 正確なデザインや切開線が引きにくくなる
手術の成功には、目元が「ニュートラルな状態」にあることが非常に重要です。

力みが仕上がりに与える影響
力が入った状態では、ハサミやメスの操作が難しくなるため、結果的に左右差やデザインのズレといった仕上がりの不均一さに繋がる可能性があります。
もちろん、医師の技量によってある程度カバーできる部分もありますが、手術のコンディションが良いに越したことはないというのは事実です。
上手な医師の対応力と重要性
患者さんが多少力んでいても、経験豊富な医師であればそれを想定して柔軟に対応することができます。逆に、技術的に未熟な医師に任せた場合、患者のコンディションに影響されやすく、結果に大きな差が出てしまうことがあります。
ですから、「どうしても緊張してしまう」という方は、特に技術と経験のある医師に任せることが重要です。
緊張しやすい人が注意すべきこと
特に若い方やカウンセリングを綿密に行う方ほど、手術中に力が入りやすい傾向があるようです。また、ADHD傾向のある方や落ち着きのない方は、無意識に動いてしまうこともあります。こういった方は、医師の指示に従って静かにしていただく必要があります。
手術中の「うん」という相槌や頷きも危険です。特にメスを入れている最中に動くと、予期せぬ事故や仕上がりへの影響が出る恐れがあります。
力を抜くための工夫と具体策
手術中にリラックスするための対策として、以下の方法が有効です:
- イヤホンで好きな音楽を聴く
音で不安が軽減されるほか、緊張を和らげる効果もあります。目の手術に関しては基本的にイヤホン着用が可能なことが多いです。 - 環境に「甘えすぎない」意識を持つ
「上手にやってくれるだろう」と頼り切っていると緊張から力が入りがちです。自分自身も手術環境の一部であるという意識を持ちましょう。 - 医師からの言葉をきちんと聞き、冷静に反応すること
必要以上に反応しすぎないことが大切です。

患者側ができること・心構え
手術は医師だけでなく、患者さんの協力もあってこそ良い結果に繋がります。自分がリラックスして、静かにしていることで、より高精度な施術が可能になります。
小さな子供が注射で大暴れすると何度も針を刺されるのと同じで、大人の手術でも動いたり力んだりすることで施術精度が下がり、結果として自分が損をすることになります。
まとめと医師からのメッセージ
「なるべく動かず、力まず、医師にとって“良い環境”を提供することが、あなた自身にとって一番得になります。」
不安があるのは当然ですが、良い結果を得るためには「協力的な姿勢」と「冷静な気持ち」が何より大切です。
どうしても力が入ってしまう場合は、素直に医師に伝え、経験のある医師を選び、リラックスできる準備をしましょう。

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