教えて、幹弥先生!

動画で解説 美容整形する必要のない美人がカウンセリングに来たら手術するのですか?

もし、美容整形する必要のないすごく美人がカウンセリングに来たらどうしますか?その美人がどうしても整形をしたいという時は手術しますか?患者様からの質問に高須幹弥がお答えします。

公開日:2016・01・14出演:高須幹弥医師

ブログの読者様より、以下のご質問をいただきました。

「もし整形する必要がないほどのすごい美人の人がカウンセリングに来て、『どうしても整形してください』と言ってきた場合、幹弥先生は手術を引き受けますか?先生のご意見をお聞かせください。」

今日は、この「整形不要なほどの美人が手術を希望した場合の対応と、美容整形におけるデザインの考え方」について、僕なりの考えを詳しくお話ししますね。

アンチエイジング治療なら、どんな絶世の美女でも引き受けます

まず結論から言ってしまうと、美人な方の整形を引き受けるかどうかは「ケースバイケース」というのが僕の答えになります。

たとえば、アンチエイジングの治療であれば、たとえ今の時点で整形する必要が全くないような絶世の美女であっても、当然やれることはたくさんありますし、実際に施術を行うことも多いですよ。

なぜなら、どんなに美しいお顔立ちの方でも、人間である以上、必ず年齢は重ねていくからです。年を取れば誰でもお顔はたるんできますし、シミができたり、毛穴が開いたり、シワが深くなったりしますよね。これはもう、生きている限り避けられない自然な変化です。

ですから、そういった加齢による変化に対して、ヒアルロン酸やボトックスを注射したり、バッカルファット(頬の奥の脂肪)を取って将来のたるみを予防したりすることは、とても有効な選択肢です。他にも、イタリアンリフトやイタリアンリフトファインといった糸のリフトアップ施術でたるみを予防しつつ、少し引き上げるといった若返り治療であれば、もともとの美しさを保つために積極的にお引き受けしますね。

美容整形における「2つの異なる目的」とは?

では、アンチエイジングではなく、「目や鼻などのパーツの形を変える手術」に関してはどうでしょうか。

例えば、二重の幅をさらに広げるとか、目頭切開をするとか、鼻をもっと高くするといった手術ですね。

これに関しても、基本的には「患者さんが強く希望されれば、お引き受けすることはある」というのが正直なところです。というのも、美容整形というものには、大きく分けて2種類の目的があるからなんです。

1つ目は、「バランスの悪い部分を、バランス良く整える手術」です。

例えば、分厚くて重たい一重まぶたを綺麗な二重まぶたにしたり、低いお鼻を高くしてスッと整えたりする手術ですね。これは、お顔全体の黄金比に近づけるためのもので、この手術をすれば、客観的に見て「より美人になる」「よりイケメンになる」と言える王道のアプローチです。

2つ目は、お顔全体のバランスを良くするかどうかは関係なく、「患者さんご自身の好みで、パーツの形を変える手術」です。

例えば、もともと綺麗な二重なのに「ハーフのような幅広い二重に強く憧れているから、どうしても幅を広げたい」とか、「芸能人の〇〇ちゃんと同じような鼻の形にしたい」といったケースです。これは、客観的な美しさのバランスを整えるというよりも、患者さん個人の趣味や好みを反映させて形を変える手術と言えます。

そのため、この2つ目の目的で行う手術は、必ずしも「誰が見ても美人になる」とは一概には言えない側面があるんですね。

  • Before

  • After(メイクなし)

二重まぶた・全切開法・ミニ切開法(部分切開)

二重まぶた・全切開法・ミニ切開法(部分切開)

片目¥148,500(税込)
両目¥275,000(税込)
片目(高須幹弥医師が担当)¥192,500(税込)
両目(高須幹弥医師が担当)¥385,000(税込)
脂肪切除をする場合や埋没法の糸を抜去する場合の費用も含まれております。

【全院】

絶世の美女が「好みのパーツに変えたい」と希望した場合

この「好みの問題」があるため、客観的に見て全くいじる必要がない絶世の美女がカウンセリングに来たとしても、本人が「私は今の鼻よりも、もっと高い鼻が好きだから高くしたいんです」と強く希望されれば、ヒアルロン酸を打ったりプロテーゼを入れることはあります。あるいは、もともと綺麗で自然な狭い二重の方が「どうしても幅広い平行二重でがっつりやりたい」と言われれば、ご希望に合わせて手術を行うこともあります。

極端な例を挙げてご説明しますね。現実にはないことですが、仮に桐谷美玲ちゃんのような誰もが認める美女がカウンセリングに来て、「明日花キララちゃんみたいな幅広い平行二重にしてください!」と熱望されたとします。

桐谷美玲ちゃんは、もともと自然な末広型の二重で、あのままで十分すぎるほど似合っていて可愛いですよね。でも、ご本人が「幅広い平行二重になりたい」と強く希望して譲らないのであれば、医師としてはご本人の意志を尊重し、やらざるを得ないケースもあります。

同じように、広瀬すずちゃんが来て、「愛沢えみりちゃんみたいに、眉間からくっきりと鼻筋が通った鼻にして、目も幅広い平行二重でがっつり変えてほしい!」と言ってきたとしましょう。

広瀬すずちゃんも、今の自然な二重や、特別高すぎない自然なお鼻のままで、すでにものすごく可愛いですよね。実際には絶対にやる必要はないと僕も思います。ですが、本人が「愛沢えみりちゃんの顔が大好きで、どうしてもあの顔になりたい」と言うのであれば、それは本人の好みを叶えるための手術ですから、引き受けることになるわけです。

もし患者さんが「幹弥先生にすべてお任せするので、私をもっと美人にしてください」とおっしゃったなら、僕は迷わず「あなたは今のままで十分美しいから、何もやる必要はありませんよ」とお答えします。でも、そうではなく「どうしてもこのデザインにしたい」という明確な好みがある場合は、状況が変わってくるということです。

医師として「もったいないからやらなくていい」と止めるケース

ただ、いくら本人の希望とはいえ、本当に桐谷さん級や広瀬さん級の可愛い子がやって来て、「がっつり幅広い平行二重にしたい!」と言い出したら、僕も医師として、そして一人の人間として「いやあ、この子にメスを入れるのは本当にもったいないな」と思ってしまうことは多々あります。

客観的に見て、今のままのお顔がとても自然で似合っていて可愛い場合、「今のままで十分いいんじゃない?わざわざ手術なんてやらなくていいと思うよ」と、正直にお伝えして止めることはよくあります。

患者さんは「今の自分の二重より、絶対にこっちの二重の方が可愛い!」と思い込んで来院されるのですが、プロの目から見ると「今の自然なお顔のほうが絶対に魅力的だよ」と感じることは少なくないんです。そういった時は、無理に手術を勧めるようなことは絶対にしませんし、むしろ積極的に「やらない選択肢」を提案するようにしています。

意外と怖い「熱狂」の落とし穴と、好みの変化

なぜ僕が、時に患者さんの希望を止めるようなことを言うのか。それにはとても重要な理由があります。それは、「人間が何かに熱狂する期間には限りがある」という事実を知っているからです。

例えば、「小悪魔ageha」のモデルさんに強く憧れて、「あの顔こそが世界で一番可愛い!絶対にあの顔になりたい!」と思い詰めてカウンセリングに来る女の子がいます。ご本人にとっては、憧れている今その瞬間はそれが「すべて」なんですよね。

でも、人間が何かに熱狂する期間というのは、実は長くても大体1年か2年くらいしか持たないものなんです。

1年後や2年後には熱がすっかり冷めていて、あんなに憧れていた芸能人のお顔を見ても「やっぱりちょっと派手すぎて不自然かも……」と冷静になり、「やっぱり昔の自分の自然な狭い二重のほうが似合ってたな」と、考え方が180度変わってしまうことが本当によくあるんですよ。

よくあるケースとして、ある男性の患者さんが、L'Arc〜en〜Cielのhydeさんの写真をたくさん持ってきて、「hydeさんみたいに彫りを深くして、幅広い二重にしてください!」と熱望されたことがありました。ご希望通りに手術をしたのですが、なんと1年後に同じ患者さんが来て、「やっぱりDAIGOさんの顔にしてください」とおっしゃったんです。

このように、最初は一人の方に熱狂していても、時間が経つと熱が冷め、また別の方に憧れるようになる……人間の好みというのは、本当に180度変わってしまうことがあるんですね。

恋愛に例えると分かりやすいかもしれません。

大好きな恋人ができて、「もう一生この人と一緒にいたい!」と熱狂的に思っても、やっぱり1年、2年と経つと、少しずつ気持ちは落ち着いてきますよね。5年、10年、15年と、出会った頃のあの強烈な「好き!」という熱狂的な感情が、永遠に同じ温度で続くことなんてありえません。

美容整形のデザインに対する熱狂も、それと全く同じなのです。

だからこそ、そういった人間の心理の変化までしっかりと踏まえた上で、「後で好みが変わったら後悔するかもしれないな」と感じた時は、「今はやめておいた方がいいんじゃない?」とアドバイスをするようにしています。

もちろん、それでもご本人が「絶対に後悔しません!どうしてもやりたいんです!」と強い意志を持たれている場合は、しっかりとその意志を確認した上で手術を行うことはあります。

僕が絶対に守っている「将来を見据えたルール」

患者さんの強い希望で手術をお引き受けする場合でも、僕には美容外科医として絶対に守っているルールがあります。

それは、「将来、取り返しのつかない後遺症が出るような、激しいオーバーサージェリー(やりすぎの手術)は絶対にしない」ということです。

熱狂している患者さんは、時に無茶な要求をしてくることがあります。しかし、言われた通りに極端な手術をしてしまうと、後で好みが変わった時に修正ができなくなってしまうんです。

例えば、二重の幅をものすごく極端に広くしてしまうと、数年後に「やっぱり自然な狭い幅に戻したい」と言われても、修正の限界があります。だからこそ、「これ以上広くしすぎない方がいいよ」と必ずアドバイスをします。

また、二重の手術でまぶたの皮膚を切り取ってしまうと、後で幅を狭くする修正手術が必要になった時に、皮膚が足りなくて狭くできなくなってしまいます。そのため、将来の修正の可能性も考えて、「安易に皮膚を切除して幅を作るようなことはしない」といった工夫をしています。

お鼻の手術も同じです。もともと皮膚が薄い方に、ものすごく高さのある大きなプロテーゼを入れてしまうと、若い頃は肌にハリがあるので良く見えても、将来年齢を重ねてさらに皮膚が薄くなった時に、プロテーゼの輪郭がくっきりと浮き出てしまい、とても不自然な顔になってしまうリスクがあります。

ですので、「あなたのお肌の厚さなら、将来のことを考えてこれくらいの高さまでに留めておいた方が綺麗だよ」と、長期的な視点でのアドバイスを必ず行うようにしています。

一時的な「熱狂」に流されず、5年後、10年後、さらにその先の人生まで見据えてデザインを決めること。

それこそが、美容整形において最も大切だと僕は考えています。皆さんも、一時的なブームや憧れだけで極端なデザインを選ぶのではなく、「自分の顔に一番似合う自然なバランス」を大切にしてくださいね。

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